今回は表現力・記述力をつける勉強法その(2)として話の筋道の
ある30字程度の文を書く勉強法をお教えします。
2つの文をつないで1つにする練習
例題1.急に激しい雨が降ってきた。だから私はあわててカサを
取り出した。
これは「順接」というつなぎ方です。これを1つの文にすると
-急に激しい雨が降ってきたので、私はあわててカサを
取り出した。
となりますね。
例題2.急に激しい雨が降ってきた。しかし、私はあいにくカサを
持っていなかった。
これは「逆接」です。1つの文にすると
-急に激しい雨が降ってきたが、私はあいにくカサを持って
いなかった。
例題3.急に激しい雨が降ってきた。また、風も強くなってきた。
今度は「並立・添加」と呼ばれる関係になっています。1文にすると
-急に激しい雨が降ってきたし、風も強くなってきた。
例題4.急に激しい雨が降ってきた。なぜなら、台風が上陸したからだ。
「説明」という関係になっています。これをつなぐと
-急に激しい雨が降ってきたのは、台風が上陸したからだ。
となります。
これらの例題を参考にして、保護者の方が2つの文を作り、それを
お子さまが1文につなぐという練習をしてください。
筋の通った30字~40字の文がすらすら書けるようになります。
与えられた文の続きを考えて書く練習
例題1.授業中に隣の席の太郎が話しかけてきたので…
例題2.今日学校から帰ってきたら…
この続きを自分で考えて1つの文を書き上げる練習です。
1文で完結すること、出来れば全体で30字~40字ぐらいの長さになる
ようにすることを心がけてください。
作文に対する苦手意識がなくなり、記述式の長い答えを書くことも
抵抗がなくなってきます。
表現力・記述力を養うための親子で行う勉強法(1)と(2)、
ぜひ続けてみてください。
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