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国語の話

具体と抽象の学習

「具体と抽象」というと、とても難しい感じがしますが、子どもたち

にはこの授業はおもしろいものです。

 今までは5年生以上に教えていたのですが、今年初めて4年生にも

教えることにしました。 

 <例題> 抽象→具体

  食品 → 洋菓子 → ?  解答 ババロア・チョコレートなど

 では問題です

  ① 生きもの → 犬 → ?

 今度は逆のパターンですよ。具体→抽象です。

  ② 新幹線 → 電車 → ?  

  解答例 ①-チワワ・ブルドッグなど または 愛玩犬・使役犬など

      ②-交通機関・乗り物など

 次は文で 抽象→具体 を考えてみましょう。

 

 <例題> 抽象→具体

  よいことをした。 → ???  解答 お年寄りに席をゆずった。など

  

 では問題

  ラッキーなことがあった。 → ??? 

 

 さあ、どんなことを書いたでしょうか。

  解答例 ガリガリ君を買ったら当たりが出た。など

 説明的文章の大切な部分は、すべて抽象表現の個所なのです。具体と

抽象が理解できた子は説明文、論説文の読みが格段に良くなります。

 記述問題の「  線部をわかりやすく説明しなさい」という問題や、

「  線部と同じ内容の部分を書きぬきなさい」という問題も、この

具体と抽象が分かっていれば、ぐんと楽になります。

 ぜひご家庭で練習してください。

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