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国語の話

語彙について(2)

ある日、5年生の授業で「紅一点」について聞いたところ、全員が

「知らない」「聞いたことがない」と答えました。

 そして半年ほどたってから子どもたちに

「あれから『紅一点』という言葉を見たり聞いたりしたか」

とたずねたところ、3人が手をあげました。

 特に意識しない限り子どもは知らない言葉は聞き流すし、知らない字は

目に入りません。しかし、一度意識にのぼった言葉には敏感になるのです。

 こうして、日常生活の中で、また、読書を通して一つの言葉と数回出会った

時、子どもは言葉を自分のものとします。語彙となるのです。

 語彙を増やす第一歩は、50個の言葉を丸暗記することではありません。

会話や読書でたくさんの言葉と出会うことなのです。

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